コンセンサス consensus 2004 11 28
なぜか、急激な円高(本当はドル安)に、あわてている人が多いですね。
しかし、ブッシュ大統領が再選された場合は、
「ドル売り・円買い」や「ドル売り・ユーロ買い」が、
市場のコンセンサスだったはずです。
だから、あわてる人が出るのは、不思議なのです。
同じく、「石油売り・アメリカ株買い」も、
市場のコンセンサスだったと聞いています。
要するに、予想どおりというか、シナリオどおりになったわけで、
これで、あわてる人が出るのは変です。
Book 2003 7 28
BANKRUPTCY 1995 by Harry E. Figgie,
Jr.
1995年合衆国破産 H・フィギー・Jr.
訳者 竹村健一 クレスト社
この本は、日本においては、平成5年4月10日に出版されました。
1995年に起るであろう財政危機について、書かれた本です。
しかし、1995年の危機は回避されたので、この本を、書庫に、しまい込みましたが、
イラク戦争後において、イラク駐留経費が、巨額になる見込みとなった現在、
また、この本の出番となりました。
もう、この本は、封印したかったのですが、また、必要となるでしょう。
本の端書きには、こうあります。
「アメリカにおいて、『聖域』と化した福祉予算、助成金のばらまき、
行政機構の肥大化によるコスト増加、
選挙での得票しか頭にない政治家。
これが、今のアメリカが抱える問題である。」
さて、「今」のアメリカは、どうなったでしょうか。
「私たちは文字どおり、借りた金と、借りた時間に頼って、
毎日を過ごしている」
1985年2月20日、ポール・A・ヴォルカー